旧E-mobile(イーモバイル)のYmobile(ワイモバイル)は格安スマホで値段の安さで人気が出てきているけど、ポケットWiFiのほうはどうでしょうか。
ポケットWiFiという言葉の生みの親であり、数年前まで非常に高かった人気はいまはどうでしょうか。
2021年以降のY!mobileのポケットWiFiプランをここでご紹介いたします。
Y!mobileのポケットWiFiプランは2種類
- Pocket WiFiプラン2(ベーシック)
- Pocket WiFi海外データ定額
このように3つのプランがあり、それぞれ値段も違えば、内容も異なります。
Pocket WiFiプラン2(ベーシック)
- 月額:3,696円
- 月間通信制限:7GB
- 対応端末:803ZT・801HW・603HW
- 契約期間:縛りなし
このプランはこれといった特徴はなく、基本的なベーシックプランです。
他のプランと違うところで言うと、アドバンスオプションを付ける事によって、狭いエリアでのみ7GBを超えても無制限でネットを利用する事ができます。
また、対応端末も代表的なハイスペック端末で、Ymobileの中で、一番選ぶ方の多いプランです。
アドバンスオプションオプションを付けると無制限になる
- 月額:3,696円+684円(アドバンスオプション)
- 月間通信制限:無制限(3日10GB)
- 対応端末:803ZT・801HW・603HW
- 契約期間:縛りなし
Pocket WiFiプラン2(ベーシック)にアドバンスオプション(月684円)を付けることで、1ヵ月のデータ通信制限が無制限になります。
ただし、エリアが狭くなるというデメリットがついてきます。
アドバンスオプションを付けることで、通常利用できていたプラチナバンドLTEを利用できなくなり、AXGPという回線をメイン利用することになります。
AXGP回線は速度は速いのですが、室内に入ると極端に電波が弱くなったり、地下やトンネル内で圏外が当たり前になってしまいます。
また東京のお台場付近(開けた場所)でも、電波が3本中2だったりするので、基本的にWiMAXより電波は弱いです。
Pocket WiFi海外データ定額
- 月額:3,696円+海外利用1日90円
- 月間通信制限:7GB+海外7GB
- 対応端末:803ZT・801HW・603HW
- 契約期間:縛りなし
基本的なベーシックプランに海外定額プランが付いたセットプランです。
従来の海外パケットし放題プランと同じ内容で、世界各国様々な国で利用できます。
ただ基本的に国内利用時は月7GB制限があります。
Ymobileの各種端末について
Ymobileは、上記プランの説明のところで対応端末という項目で書かせて頂いたとおり、5つの端末があります。
- 803ZT
- 801HW
- 603HW
この端末はそれぞれ、性能がまったく違っており、更には、電波の受信強度等も違います。
またバッテリーの強さも違うので、良く外で利用される方は割と気にした方が良いポイントとなっています。
803ZT(現行)
高速通信&大容量バッテリーに強みを持った端末です。
更に生活防水も付いているので雨の日でも安心して利用できます。
発売日 | 2019年8月29日 |
---|---|
メーカー | ZTEコーポレーション |
通信速度 | 下り最大838Mbps 上り最大46Mbps |
バッテリー | 約12時間 |
サイズ | 約W112×H67.5×D15.6mm |
重量 | 153g |
同時接続台数 | 16台 |
その他機能 | 防水機能付き |
現状では最高スペック端末です。
801HW(現行)
5CA対応により、5つの電波を同時利用できるので更に安定した通信が可能となった端末です。
通信速度も高速です。
発売日 | 2019年3月7日 |
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メーカー | HUAWEI |
通信速度 | 下り最大838Mbps 上り最大46Mbps |
バッテリー | 約8時間 |
サイズ | 約W128.4×H65.6×D13.8mm |
重量 | 145g |
同時接続台数 | 16台 |
その他機能 | 5CA対応 |
バッテリー容量は803ZTに劣るものの、充分にハイスペックな端末です。
603HW(現行)
801HWが出る前の最先端端末。
今でも充分高速通信が可能ですが、バッテリーが弱いです。
発売日 | 2017年2月16日 |
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メーカー | HUAWEI |
通信速度 | 下り最大612Mbps 上り最大13Mbps |
バッテリー | 約6時間 |
サイズ | 約W109.9×H65.1×D15.5mm |
重量 | 135g |
同時接続台数 | 14台 |
その他機能 | 特になし |
充分ハイスペックですが、今、わざわざ選ぶ必要のない端末です
504HW(旧端末)
キャリアアグリゲーション+4×4MIMOにより最大下り速度261Mbpsを実現した、アンテナの感度の高いハイスペック端末です。
またハイビジョンTVが見えることもあって、色んなユーザーに利用されています。
【詳しくはこちら】
502HW(旧端末)
504HWの前の端末で、今でも安く出ていたりすることがたまにあります。
またハイビジョンTVが見えます。
【詳しくはこちら】
506HW(旧端末)
シンプルに必要最低限の機能だけを残した端末です。バッテリーは5時間程度と弱めかもしれません。
401HWと全く同じ性能なので、色が気にならなければ401HWの方が安く利用できます。
【詳しくはこちら】
305ZT(旧端末)
シンプルな機能しか入っておらず安定した通信ができるように配慮された端末です。
しかし、Ymobileのプラン上、繋がりが悪いプランでしか契約出来ない事もあり、今では選ぶ必要はないと言えます。
【それでも知りたい方はこちら】
401HW(旧端末)
スリムかつシンプルで、必要最低限の機能しか付いていませんが、それがまた良い!
更に、最軽量端末なので、常に持ち運ぶ方には嬉しいですね。
この端末についてはこちらのページをご覧になる方が参考になるかもしれません。
2021年はYmobileは選ぶ理由がない
Y!mobileはポケットWiFiを出した当初すごく革新的サービスでした。
しかし、2021年の今となっては、他のモバイルルーターのほうが技術力が先行し、価格的にも魅力的な内容となっています。
またWiMAXが圏外で利用していた人も多かったと思いますが、現在WiMAX2+回線のエリアの方が広くなっています。更に、LTE回線を利用できるクラウドWiFiというサービスも登場して、スマホ並みの繋がりやすさを実現しています。
そんなWiMAX・クラウドWiFiとY!mobileを比較すると下記のような状態になります。
Y!mobile | WiMAX | クラウドWiFi | |
---|---|---|---|
月額料金 | 4,380円 | 実質3,700円 | 実質3,200円 |
データ通信制限 (1ヵ月) |
無制限 | 無制限 | 100GB |
データ通信制限 (3日間) |
10GB | 10GB | なし |
平均速度 | 35Mbps | 35Mbps | 15Mbps |
キャンペーン | なし | 最大32,500円 キャッシュバック OR 月額大幅割引 |
最大10,000円 キャッシュバック OR 月額割引 |
契約期間 | 縛りなし | 基本3年 |
基本2年 ※縛りなしも |
端末代金 | 10,800円 (実質) |
基本無料 | 購入ORレンタル |
利用回線 | AXGP 高周波LTE |
WiMAX2+ au4GLTE(低周波) |
3キャリアLTE (低周波LTEメイン) |
対応エリア | △ | ◯ | ◎ |
弱いエリア | 地下・室内 トンネル・田舎 |
地下・トンネル 一部室内 |
特になし |
セット割 | なし | auスマホ UQモバイル |
なし |
基本的に、プラン内容はWiMAXに追従しているが、料金・キャンペーン・エリアで負けているので、選ぶ必要はありません。
更に、クラウドWiFiと比較してみても、データ容量の多さ・通信速度の速さでは勝っていますが、料金やエリア等で負けているので、コスパ面では負けといえます。
結果、2021年にY!mobileを選ぶべき理由は一つもないということです。
今ならWiMAXにするのが一番おすすめですが、無制限でなくてもよい!それより田舎でも安定して繋がるポケットWiFiが欲しい!という人はクラウドWiFiにされるのをおすすめします。
ただどちらにしても、今人気のあるポケットWiFiを徹底比較して選んでも良いと思いますよ。